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−−> No.054 ADOでSQL Select * INTO文発行でExcel(*.xls)を作成する

ADOでSQL Select * INTO文発行でExcel(*.xls)を作成する



本文(発行内容)


<ADOでSQL Select * INTO文発行でExcel(*.xls)を作成する>

こんにちは、三流プログラマーのKen3です。

今回は、
ADOに目覚めたKen3の続きで(目覚めてないけど(笑))
SQLの Select * INTO文を発行して、Excel(*.xls)を作成してみたいと思います。

これも、意外と簡単に進みました、、、

拾い読みして、何かの参考となれば幸いです。

/* * 1.今回のキッカケ */

前回、ADOでExcelと接続して、データを取得しました。 調べごとのついでの知識じゃないけど、 Accessで、「Docmd」を使用せずImportする方法が数種類載っていて、 INSERT INTO TABLE FROM [Excel 8.0;Database=Drive:\Path\File].[Sheet] なんて、SQL文を発行すると、出来るみたいです。 ADOでExcel-->Accessの逆、 MDBのテーブルをシートにできないかなぁとフト思い、 いろいろと試行錯誤してみました。

/* * 2.[Excel 8.0;Database=Drive:\Path\File].[Sheet]は使えるかも */

SQL文でテーブルからテーブルのデータのインポート(追加は) SELECT * INTO テーブル FROM テーブル Where 条件 って感じでもOKです。 この方法をテストしてみます。 'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection") 'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定 db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0" '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す db.ConnectionString = Server.MapPath("db026.mdb") 'やっとデータベースを開ける db.open ここまでは、お約束?じゃないけど、MDBファイルへの接続を作りました。 次が問題の、 ~~~~~~~~~~~ '送り元のテーブル情報 TESTテーブルからIDの降順 strFROM = " FROM TEST ORDER BY ID DESC" まずは、元テーブルの条件をセットして、 次に、出力先のExcelファイルを指定します。 'Excelファイルの位置とシート名(送り先) strXLS = "[Excel 8.0;database=" & Server.MapPath("a.xls") & "].[DATA]" たんに、 Server.MapPathで今実行中の位置+a.xlsのパスを作成、 シート名は固定でDATAとしました。 普通につなげてSQL文を作成します。 'SQL文の作成 strSQL = "SELECT * INTO " & strXLS & strFROM で、作成したSQL文を発行。 set RET = db.Execute(strSQL) 'SQL文の発行 あれれ、思ったより、すんなり出来た(笑) a.xlsの中身を見ると、DATAシートも出来てるし。 よし、データを追加・変更して再度実行しよう。 おっと、 Microsoft JET Database Engine エラー '80040e14' テーブル 'DATA' は既に存在しています。 /cgi-bin/test/test054-1.asp, 行 32 あらら、同じファイル、同じシート名には、上書きしてくれないのか。。。 a.xlsを消すか、ダブらないシート名にしないと行けないのか。 ファイル名は日付の頭にaをつけて、a20030520.xls シート名は時刻で9時10分15秒ならs091015にします。 これなら同じ秒数にテストしなければ大丈夫かな。 後日削除しやすいようにTEMP\a20030520.xlsとフォルダーも指定して作成します。 ASP,VBScriptでFormat関数使えないんだよなぁ。。。 日付関係の関数を駆使して、文字列を作成するか。 えっと、現在時刻はNow関数でわかるから、 あとはこれを変換すればいいのか。 年 Year() 月 Month() 日 Day() 時 Hour() 分 Minute() 秒 Second() 関数に日付の値を渡すと変換できます。 あとは一桁の時、頭0付けかぁ、 Right("0" & Day(T), 2) と小細工で、0と+してから、右端から2文字取るかな。 T = Now() strMM = Right("0" & Month(T)), 2) strDD = Right("0" & Day(T)), 2) YYYYMMDD = Year(T) & strMM & strDD strH = Right("0" & Hour(T)), 2) strM = Right("0" & Minute(T)), 2) strS = Right("0" & Second(T)), 2) で、ファイル名とシート名を作成しますか。 strFNAME = Server.MapPath("temp\a" & YYYYMMDD & ".xls") strSNAME = "s" & strH & strM & strS こんな感じかな。

/* * 3.調査、テスト結果を合わせて、1つのプログラムを作成 */

ここまでくれば、見通しが明るいので、1つにつなげてみた。 たんに、文字列作成しただけですね(笑) <%@LANGUAGE=VBScript%> <html> <head> <title>ADO Select * INTO [Excel 8.0;Database=Drive:\Path\File].[Sheet]</title> </head> <body> <h1>ADO Select * INTO [Excel 8.0;Database=Drive:\Path\File].[Sheet]</h1> test054-1.asp<br> [Excel 8.0;database=ファイル名.xls].[シート名]<br> を指定して、<br> SELECT * INTO文を発行し、Excelファイルを作成する<br> <hr> <% 'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection") 'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定 db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0" '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す db.ConnectionString = Server.MapPath("db026.mdb") 'やっとデータベースを開ける db.open '送り元のテーブル情報 TESTテーブルからIDの降順 strFROM = " FROM TEST ORDER BY ID DESC" 'Excelファイルの位置とシート名(送り先)を作成する T = Now() '現在時刻を保存 strMM = Right("0" & Month(T), 2) '年月日を作る strDD = Right("0" & Day(T), 2) YYYYMMDD = Year(T) & strMM & strDD strH = Right("0" & Hour(T), 2) '時分秒を作る strM = Right("0" & Minute(T), 2) strS = Right("0" & Second(T), 2) strFNAME = Server.MapPath("temp\a" & YYYYMMDD & ".xls") 'ファイル名 strSNAME = "s" & strH & strM & strS 'シート名 '↓接続用の文字列をファイル名、シート名を使って作成 strXLS = "[Excel 8.0;database=" & strFNAME & "].[" & strSNAME & "]" 'SQL文の作成 strSQL = "SELECT * INTO " & strXLS & strFROM 'テストで作成文字列の表示 Response.Write "作成FILEは<b>" & strFNAME & "</b><br>" Response.Write "シート名は<b>" & strSNAME & "</b><br>" Response.Write "接続文字列<b>" & strXLS & "</b><br>" Response.Write "発行SQL<b>" & strSQL & "</b><br>" set RET = db.Execute(strSQL) 'SQL文の発行 'データベースも閉じようよ db.Close 'お行儀よくオブジェクトも開放しましょう(通常は自動的に解放されるけど) Set db = Nothing %> <hr> 作成終了です。<br> 作成された<A href="temp/a<%=YYYYMMDD%>.xls" Target="_Blank"> a<%=YYYYMMDD%>.xls</a>の確認(保存は右ボタンで、クリックで開きます)<br> <A href="test028-2.asp" Target="_Blank">db026.mdbのデータを見る</a><br> <A href="test027-2.asp" Target="_Blank">db026.mdbへデータを登録する</a><br> </body> </html> http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test054-1.asp でテストできてるので、確認してみてください。 うわ、 Microsoft JET Database Engine エラー '80004005' パス 'd:\users\ken3_org\cgi-bin\test\temp\a20030520.xls' は正しくありません。 パス名に間違いがないことと、ファイルが置かれたサーバーに接続していることを 確認してください。 /cgi-bin/test/test054-1.asp, 行 55 えっ、なんで? あっ、tempフォルダ作るの忘れた(笑) 保存先のフォルダも作ったし、OK、なんとか出来ました。

/* * 4.終わりの挨拶 </HTML> */

今回は、 ADOでSQL Select * INTO を使って、Excelファイルを作成してみました。 感覚的には、ADOで接続さえクリアすれば、 あとは、SQLやADOのいつもの感覚で処理可能なので、楽かなぁ。 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test054-1.asp でテストできてるので、遊んでみてください。 ASP、VBScript勉強中の三流プログラマーのKen3でした。


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ここまで、読んでいただきどうもです。目的の情報が見つかったか?少々心配しつつ、、、

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まぁ、基本はデータの受け取りかなぁ。
・[Form等を使用したデータのやり取り]・・・ASPと言っても、HTMLの入力フォームからデータを受け取ります。POSTやGETでやりとりを押さえますか。

次は、データの入出力 で ADOを使った(ADOで接続) と SQLの解説を少々
・[ADOでMdbファイルを使う]・・・MDBと接続して、簡単な追加・更新・削除を行った。
・[ADOでExcelと接続してみた]・・・.xlsと接続してSQLを使ってみた。
・[ADOでCSVと接続してみた]・・・.CSV テキストを読み出した。※更新・削除はできません

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DBが使えるので、あまり使用しないけど、普通のテキストファイル処理
・[テキストファイル処理]・・・ファイルを開いて、書き込む。1行読み込みなどを軽く

VBScriptでFormat関数が無いなど、微妙にVBAと違うけど
[VBScript関数関係の説明]・・・少し、処理を書いてみた。
[その他処理サンプル]・・・あまり良いサンプル作れなかったけど。。。
何かの参考となれば幸いです。



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